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Posted by チェスト at

カーオーディオ

2009年12月21日

カーオーディオ(Car Audio)は自動車に搭載されるオーディオ機器のことで「カーステレオ」ともいわれる。

初期のカーオーディオは米国の「ガルビン・コーポレーション」が1930年に製作したカーラジオから始まった。これは、モトローラ5T71型という名前であり、モトローラとは、モーター(自動車)のオーラ(音)という意味である。この会社はのちこの名前を社名にした。同じく米国ゼネラルモーターズ傘下では子会社デルコ・エレクトロニクスが1936年にダッシュボード内に装着したカーラジオを製作する。ラジオによる移動中の情報入手や音楽放送の楽しみはあったがドライバーや同乗者ができるのは好きな放送局を選ぶことだけであった。

しばらくして、自分の好きな音楽を聴きたいときに聴ける仕組みができた。音声用磁気テープを使用したものとしては、最初に4トラックカートリッジが1964年(開発元のある米国では前年の1963年)に発売される。寸法は後述の8トラックとほぼ同じであるが、ピンチローラーは再生機側に搭載されている。またプログラム切り替えは当初手動のみであった。その後自動切り替え機能を搭載した機種も発売されたが、日本市場では本格的な普及には至らなかった。次に現れたのが初期のカラオケシステムで使用された8トラックカートリッジである。しかし当時のオーディオソースの主流はレコードであり、気に入った歌でも家庭で聞くためのレコードと車で聴くための8トラックカートリッジとそれぞれ別に購入するのが一般的だった。録音用生テープや録音用機器もあるにはあったが、主流は家庭ではレコードプレーヤーとコンパクトカセットであり、その上に録音用8トラック機器の購入というのはよほどの好き者であった。この他にも、70年代にはパイオニアからハイパックというカセットテープ大のエンドレスカートリッジを採用したカーオーディオも発売されたが、元となったプレーテープ規格と同じく収録時間の短さや一般ユーザー向けに録音機器が出なかったこともあり、数年の間に姿を消した。

1970年代前半まではAMチューナーのみが主流であり、主要車種に設定される「デラックス」グレードに標準装備されることも多かった。同時期からFMチューナー搭載機種が増え始め、電子チューナーも登場した。

2000年代になるとカーナビゲーションシステムが普及してきたことで、それまでディスプレイ部分に採用されていたFL管や発光ダイオードに加えて液晶車載モニターを組み込んだ一体型も多くなり、操作ボタンもタッチパネルが多くなってきた。

  

Posted by mikoqi at 15:34Comments(0)